材料はおもに無垢の木材を使います。
購入する木材の幅は、だいたい広くても25センチほどで
それ以上の幅の家具を作ろうと思うと、板と板を接合することになります。
この技法は最近のものではなく、先人の知恵と経験による伝統的な技術で
今も昔も変わりなく、ある材料を無駄なく上手に使おうとする気持ちから始まったものだと思います。
高価で世界にひとつしかない一枚板も、やはりとても魅力的ですが
職人の知恵と想いで作られたこの板も魅力があります。
家具はデザインと機能が大切です。
それをつくる職人は、材料をうまく使うこと。
そのための技術をたくさん学ばなければいけないなと、いつも考えます。